更年期障害と高血圧
更年期の年齢になってくると、更年期独特の症状だけでなく、いろいろな病気も出やすい年齢になってきます。その1つが高血圧です。ただ、更年期に入って出てくる高血圧には女性ホルモンのエストロゲンの減少が関連していると考えられています。
エストロゲンの分泌を促したりする働きがあるのは視床下部という脳の器官です。視床下部はエストロゲンが減少するとエストロゲンの分泌を促進するようにという命令を卵巣に出します。しかし、弱ってきた卵巣はエストロゲンを分泌できず、視床下部は常に働き続ける事になります。この視床下部の働きは、同じ視床下部で制御されている自律神経にも影響を与えてしまいます。
自律神経が不安定になると、自律神経が調整している血圧も不安定になってしまいます。これが更年期に高血圧が出てくる、あるいは悪化する原因と考えられています。更年期に出てきた高血圧は、更年期を過ぎていくと正常に戻ってくる一過性の場合が多いのですが、本格的な高血圧になるときもあるので注意は必要です。
